

Mademoiselle Mi-tan
マドモアゼル ミータン
8歳の頃から占いを始め、驚異の透視能力とインスピレーションタロットでファンを増やし続けている占い師。個人鑑定以外にも、テレビ・ラジオ出演、雑誌連載などで活躍中。
マドモアゼル ミータン(占い師)
私たちの身近にあって興味も持ちやすい、占い。たくさんの占いで一喜一憂してしまいがちな私たちを占い師はどう見ているのでしょうか。また、占い師という仕事を選択するにはどんな気持ちで臨まなければいけないのでしょうか。プロの占い師としてのキャリアは短くても幼い頃からたくさんの人たちに占いを通して接してきたマドモアゼル ミータン。彼女に占いとの上手な付き合い方、占い師としてのルールなどをお聞きしました。
私は、なぜか「占い」というものがとても身近な環境に育ったんです。友だちの親が占い師であったり、父が占い好きで、占い雑誌が家にたくさんあったり…。そんな雑誌を知らず知らずのうちに読んでいて興味を持っていたんですね。小学生の時には『My Birthday』が愛読書で(笑)、毎月楽しみにしていました。その延長で、8歳くらいの頃から、自分でオリジナルの占いやおまじないを考え出すようになったんです。「好きな子と隣の席にならないかな」とか勝手に考えてね。木に名前を掘ってみたり(笑)。でも自分が占い師になるなんて、思ってもみませんでした。ただ、学生になってもずっと占いは続けていて、雑誌の付録で付いてくるようなタロットがあるでしょう、あれで占いをやっていたら「当たる!」ということに気が付いたんです。その実感が大きかったので、中学校くらいから周りの友だちを占い始めました。ただ、あまりにも占いに夢中だったから、親から「占い禁止令」が出たくらい。それでもやめられなくて。高校3年生の時、人の紹介で一度モデルになって25歳頃まで続けていましたけど、その間も趣味として周りの人たちを占うことは続けていました。そのうち、「イベントで占いをしてみないか」って知り合いに誘われたんです。それで初めてお金をとって占いました。そうしたら、いきなり行列ができるような人気になって、結局週1回、そのバーで占いをするようになりました。モデルの世界が自分の肌に合わなかったこともあって、「ちょっと占いで食べてみようかな」と思い始めたんです。それがきっかけでした。

周りにはたくさんいましたけど、誰にも教えてはもらわなかったですね。全部独学で覚えました。とにかく占いが好きだったので、全部自分で。でも、本当に考えてもみなかった仕事で、すごく軽い気持ちで始めました。デパートでやる占いの仕事を紹介してもらって、それが結構上手くいったので、3年前くらい前に独立して…。それからは順調にきています。
でも、知り合いでスタイリストから占い師になった人がいて、その人には「相当なイバラの道だよ。食べていくのは大変」と確かに言われました。それでもやっぱりやりたい、っていう気持ちがだんだん強くなっていったんですよね。友だちのお母さんはみんな主婦なので、あまり「食べる」ことを目的にはしていなかったし、その元スタイリストの人も、収入が半分に減ったと言ってましたから、「本当にできるのかな」という思いはありましたけど、やってみたら、ともかく食べていくことはできたので。
いえ、占いの専門学校みたいなものがあります。占い学校に行っている人は結構多いですよ。通信講座もあります。そこで例えば「タロットでこういうカードが出たけど、こんな解釈でいいのか」とか、そういうことを習っていくみたいですね。

そうですね。ただ、占いはそういった霊的なものとは別に、実はかなり技術的な勉強が必要なんです。ひと口に「占い」と言っても、まずものすごい数の種類がある上に、ひとつの占いにしても、習得するのには何年もかかるものなんです。だから、やる気を維持できるなら独学でもいいと思いますけど、時々ちょっとヘコタレちゃうような人は学校に行かないと難しいかもしれないですね。私は、タロットを始めた頃は一日に20回くらい占ってましたけど、全然苦ではなかったので。相当好きだったんですね。
占いに頼る、とか、逆に頼るな、とかよく言いますよね。私は占い師になってみて、結構みんな上手く占いを活用してるんだな、って思うようになりました。お客さんは「頼る」というよりも、「じゃあどうしたらいいですか」っていう感じで聞いてくるんです。自分の現状を良くするために占いを上手く利用するというのは、占いとのいい付き合い方だと思います。

一般的な占いのイメージは、「1年後にはあなたは結婚してます」とか「2年後には仕事でこうなってます」とか、運命を決められてしまっているもの、だと思います。でも本当はそうではなくて、「今の状況からするとこうなりますけど、でも、あなたが今こういう行動を取ったら、運命は違う方向に作用しますよ」っていうことを伝えているんです。だから占いがなきゃ生きていけないっていう人には、現実を認めたくない、という気持ちがあるのかもしれないですね。自分との折り合いが悪い人なのかもしれません。そういう人は色んな占い師のところに行って、いい結果が出るまでそれを繰り返すんです。自分が納得できる答えを得られるまで、占い師を渡り歩くわけです。
望んでいる結果が出ない場合はよくありますけど、まず、「今のままじゃダメ、かなりの努力が必要ですよ」ってことを伝えます。そして、どうしたら望む結果にたどりつけるのか、具体的に説明しますね。例えば極端な話ですけど、彼女からの信用を得られない男性がいるとしたら、「携帯に入ってる女性のメモリーを全部消してください」(笑)って。どうしたら、少しでも状況が好転するのか、一緒に考えます。

そうなんです。でもそれが、タロットカードとの対話ですから。対処法も、そこから見えてくるものなんですよ。
みんな悩みを持って私のところに来てくれているわけですが、それが最後にはすっきりして顔も明るくなって、笑いながら帰っていくんです。それを見ているのが幸せですね。電話鑑定でも、声が段々明るくなっていくのを聞いていると嬉しいです。それから、私は今までに何千人と占ってきていますけど、本当に色んなお客さんがいて、ひとつとして同じ悩みはありませんでした。とすると、その人の人間性とか話し方とかを考えた、それぞれに対するアドバイスが必要で、それは確かに大変なことですけど、それだけ色んな人に巡り会うことができますから。他人には言えないような秘密の部分を打ち明けてもらっている分だけ、何かしてあげたいと思います。自分の身の上話をしているうちに泣かれるお客さんもすごく多いんです。そういう部分で、素の自分を出してくれてるのかなあ、と思うと、私も嬉しいですね。
そうです。占いというのは、悩んでる人それぞれに合わせた「心の処方箋」みたいなもの。だから、占い師が本当に心から、その人の幸せを願わないと、占いという仕事はやってはいけないと思います。だから、占い師になりたい人たちに必要なのは、何よりも占いを愛することと、人を愛することですね。どうしても人の汚い部分がたくさん見えてしまう仕事なので、私も始めた時はすごく悩みましたけど、結局みんな人間なんだから、汚い部分を持っている人に対しても「幸せになってほしい」と思えなきゃいけないんです。人を好きでなきゃ、占い師はできません。

週1回、神主さんのヒーリング、祈祷みたいなものを受けています。相当消耗するものなので、それで浄化しています。今、私の仕事は、朝の9〜10時から始まって、鑑定自体は大体夜の10時くらいまでで、その後に鑑定中で出られなかった予約の電話にコールバックして…、あとは執筆とテレビのお仕事、お休みの日も作ってはいますが実際にはほとんどないという状態。それで1週間に約20人を対面と電話とメールで鑑定しているので、身体にも結構きますね。疲れていて、「この鑑定の予約、先に延ばしたい〜」とか思うこともありますけど(笑)、相手がいて、ちゃんとアポイントを取ってくれてるわけですから、なかなかそうもいかないですよね。
考えられないですね。占い師は身体的にも精神的にもかなりつらい仕事ですけど、やっぱりみんなが元気になっていく姿を見るのは楽しいんです。だから続けていけるのだと思います。占い師は特に、説得力が出るから年をとってる方がいいというのもあるんですが、私は70歳くらいまでやりたいと思っています(笑)。

Mademoiselle Mi-tan
マドモアゼル ミータン
8歳の頃から占いを始め、驚異の透視能力とインスピレーションタロットでファンを増やし続けている占い師。個人鑑定以外にも、テレビ・ラジオ出演、雑誌連載などで活躍中。
マドモアゼル ミータンのホームページ:
http://www.mi-tan.net/