
社会・文化
・警察庁のまとめで、今年上半期のネット犯罪が、2004年以降で最多となったことが分かった。児童ポルノやファイル共有ソフトによる著作権法違反、インターネット・オークション利用詐欺など、摘発された犯罪の件数は2444件。今年は、まだ組織的詐欺事件が摘発されていないこともあり、不正アクセス禁止法違反は、昨年同期から1880件減り、85件となっている。警察庁は、ネット犯罪が深く浸透している実態をふまえ、より効果的な取り締まりの手法の研究を進める、としている。
国際
・オバマ大統領の仲介の下、ワシントンで1年半ぶりに中東和平直接交渉が始まった。交渉再開に先立ち、オバマ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長と個別に会談。「この好機を逃してはならない」と強調し、1年以内の和平合意を目指す考えを明らかにした。ネタニヤフ首相は演説で、アッバス議長を「和平のパートナー」と呼んだが、治安問題を最優先させるイスラエルの姿勢に変わりはない。一方、アッバス議長は、入植活動の全面停止、イスラエルが拘束するパレスチナ人の解放を改めて要求。双方の思惑の違いが浮き彫りになっており、交渉は難航が予想されている。
国際
・ブレア英元首相が、「ジャーニー(旅)」というタイトルの回顧録を出版した。その中で、ブレア氏は、自身の政権によるイラク戦争参戦の決定を改めて擁護。戦争を回避することは、政治的な誤りであり、「政治的に臆病者」と見なされていただろう、とした。その一方で、イラク戦争後の混乱は予測できなかったことを認めており、死者に対する「心痛」も吐露。「残る人生の大部分」を中東地域の平和の実現のために捧げたい、としている。回顧録の印税と460万ポンド(約6億円)とされる前払金は、負傷兵の支援のために寄付されることになっているという。
国際
・パキスタン東部ラホールで、イスラム教シーア派の伝統行事の最中に爆弾事テロが発生し、少なくとも200人が負傷、28人が死亡した。 自爆テロは、ラマダン(断食月)中の日没後に信者が集まって行われる礼拝の会場で相次いで発生した。 イスラム教シーア派と対立するスンニ派系のイスラム過激派「ラシュカレジャングビ」が犯行声明を出した。現地では、警備態勢が甘かったとして、怒ったシーア派信者の一部が暴徒化し、警察署を襲撃。現在は、民兵組織が配備され、治安に当たっているという。
国際
・中国の江蘇省南京市で、旧日本軍が遺棄した化学兵器を廃棄する作業が始まった。作業開始にあたって行われた記念式典には、日本政府を代表して平岡秀夫・内閣府副大臣が参加した。遺棄科学兵器は、中国全土に少なくとも約40万発あると見られており、現在、1997年に発効した化学兵器禁止条約に基づいて、各地で発掘、回収作業が進められている。南京では 約3万6千発が廃棄作業の対象となる。