
産業・経済
・本日、茨城空港が国内98カ所目の空港として開港した。首都圏では成田、羽田両空港に続く第3の空港となり、国内初の格安航空会社対応の空港として、成田、羽田を補完する役割を期待されていたが、定期便は韓国・アシアナ航空のソウル便と4月就航のスカイマーク神戸便の2路線のみという、厳しいスタートとなった。当初、国の需要予測は年間約80万人だったが、景気悪化や航空需要の低迷で、開港時の予測では20万人前後にとどまる。今後、アジアで成長する格安航空会社を中心とした路線をどれだけ誘致できるかが鍵となりそうだ。
自然・科学
・あらゆる組織や臓器になることができるとされる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から「腸」を作り出すことに、奈良県立医大の研究グループがマウスを使った実験で成功した。これまでは平面的なシート状のものしか作られなかったが、iPS細胞から立体的な臓器ができたのは世界初という。患者本人の細胞から臓器を再生させ、拒絶反応なく体内に移植する再生医療や移植医療への応用がますます期待される。
政治・行政
・政府は、6月までに取りまとめる「新たな成長戦略」について、従来の国内総生産(GDP)を指標とした経済規模の拡大を求めるだけでなく、国民が豊かさを実感できる戦略にしたいとして、国民の「幸福度」を表す新たな指標の検討に入った。検討にあたっては、4000人程度を対象に全国調査を行い、どの程度幸せを感じているかを10段階で尋ね、また仕事のやりがいや家族・友人との関係、経済状況などの項目ごとに満足度を聞くほか、国や企業に求める役割などについても調べるという。
社会・文化
・全国の小学4年生から高校2年生までの約1万4000人を対象に行ったベネッセ教育研究開発センターの調査によると、「将来、なりたい職業がある」という子どもは、小・中・高校生とも50%程度で、5年前の同調査に比べて減少し、なかでも高校生は16ポイントも減ったことがわかった。また「40歳になったとき、何をしているか」の質問には、「世界で活躍している」「有名になっている」が小・中・高でいずれも20%以下だった一方で、「自由にのんびり暮らしている」は60%前後、「幸せになっている」はいずれも70%以上に達し、多くの子どもたちが漠然と身近な将来像を描いている姿が浮かぶ結果となった。
国際
・財政難に苦しむドイツ東部の街、ニーダーツィンメルンの市長が、今冬の厳しい寒波の影響で破損した道路の補修費用を工面しようと斬新なアイデアを発表した。AFPの報道によると、そのアイデアとは、市内各地の道路にできた大小さまざまな穴を、各50ユーロ(約6035円)で市民に売り出し、穴の補修が完了したら、ふさがれた穴の上に購入者のメッセージが書き込まれるというもの。発案した市長は「道路上の『穴』を所有する気分を味わってもらえれば」と期待を示しているそうだ。