2001-04-17 号
丸川 珠代 (テレビ朝日アナウンサー)
はじめまして。テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代です。「たけしのTVタックル」という番組のなかで「日本の景気を考える」コーナーを担当しています。たけしさんの隣に座っている、あの笑わないアナウンサー、といえばわかってもらえるかな? もちろんあれは、私が笑ってしまうと面白くも何ともないから、笑うのをがまんしています。言ってみれば“笑わないキャラクター”に入っているんだけど、いつもあのままで怖い人だと思われがちなので、ここでぜひ言わせて下さい! 普段はもちろん普通に笑います(笑)。
さてさて、女子アナ、といえば当代一の人気職業で、どこのアナウンススクールも盛況です。かく言う私もそんな世の中の流れにのっかって、若輩者ながらもの申すことが許されているわけですが、女子アナなんていうのは、大学を卒業して就職活動をした結果、たまたまテレビに出るのが仕事になっただけで、スタートラインは、全くの素人。タレントみたいに見えるけれど、中身はタダの会社員なので、担当番組が早朝や深夜でない限り、朝10時に出勤し、アナウンス部で書類を作ったり、放送に出たりして、夕方6時に退勤します。何本番組を担当していようが、勤務時間が8時間以内ならお給料は同じだし、どんなに視聴率のいい番組に出てたって、遅刻が多ければ評価は下がります。一方で、アナウンサーでなければ出会えないような人たちに、たくさん出会うことができるのは、他の仕事にはない魅力です。田原総一朗さんからビートたけしさんまで、憧れの人たちの間近にいて、そのすごさを目の当たりにできるのは、やっぱりアナウンサーだからこそ。でも、そこから何を学びとるかはその人の“志(こころざし)”しだい。それに、どんな番組を担当するかは、“本人の実力”プラス“時の運”なのです。そんな女子アナ稼業も9年目に入った私が、これから毎週火曜日のコラムをお届けします。