

ヴィジュアリスト。高校時代に8ミリ映画を作り始め、大島渚ら映画監督に高く評価される。常に先鋭的な映像制作にチャレンジし、映像メディアのほかジャンルを超えた表現活動を続けている。
2001-12-21 号
手塚 眞(ヴィジュアリスト)
実はぼく、いまでもパソコンほとんど使ってない。
パソコンメールもやってないし、インターネットもめったに見ない。
だからこうして書いた自分のエッセイが、どんな風にアップされてるのか実は知らない。(もちろん事務所のスタッフはチェック入れてるけど)
だからパソコンのストレスってないんですよ。
そのぶん情報が遅れてたり、知らなかったりすることもあるだろうけど、ちっとも困ること、ないよ。
だいたいそういう情報って、何がいまヒットしてるとか、誰がどんなバカなことをいったとか、知らなくてもいいハナシが多いでしょ?
知らなくてもいいことを気にしたり、どうでもいいことで時間や気分を浪費しちゃうのって、疲れる原因だもの。パソコンは眼も疲れるしね。
テレビも見ないから、自分が考えたりする時間はたっぷりあるんです。
一時しのぎの気休めや、気分転換は楽しいけれど、必ずしもリラックスできるってことじゃないと想う。気休めとリラックスはチガウ。
リラックスは、いつも自分がそこにいる。自分の心がそこにあることを知ってる感じ。自分を失うのではなくて、自分を取り戻すのがリラックスすることだから。
パソコンの中の自分ではなくて、“人間”っていう生き物の自分をね。