

ヴィジュアリスト。高校時代に8ミリ映画を作り始め、大島渚ら映画監督に高く評価される。常に先鋭的な映像制作にチャレンジし、映像メディアのほかジャンルを超えた表現活動を続けている。
2001-11-23 号
手塚 眞(ヴィジュアリスト)
あー、疲れた。って時に、大人はおサケを飲みます。
あれを飲むと、脳の緊張が少し無くなるんです。 無くなり過ぎてハメをはずしちゃうコトもあるけど。
もちろん中には飲まないヒトもいます。体質的にダメっていうヒトもいる。 ぼくも学生の頃、ほとんど飲まなかったです。
実は、おサケ飲むのって、とってもイヤだったんです。なぜなら、親戚のおじさんに無理に勧められたり、学校の先輩に無理に飲まされたりして、そんなときのおサケって、ちっとも美味しくないんですよね。というか、ホントにマズイ。
だからずっと、おサケはマズくて不愉快なモノって思ってました。おサケの付き合いも、面倒だなって。ビールなんて、なんであんな苦いモノを我慢して飲むんだろうって。
ところが大人になったある日、旅先で、友達といっしょに飲んだ日本酒は、とっても美味しかったんです。きっと、舌がやっとおサケの味が分かるように成長したんでしょう。 美味しいモノがホントに美味しいって分かるのは、(ヒトによるけど)実は20歳をずっと越えてから。だからそれまでは子供の舌。内臓も、たぶん子供の内臓。
だから若いうちは、おサケを飲んでも、ちっともいいことないんですね。
色々なモノの味が分かってから飲むと、おサケもいいものです。酔うために飲むより、美味しいものを美味しく食べるために飲むのなら、健康にもいいし、気分もリラックス。 大人だって、ただの付き合いやストレスのために飲むなら、身体のためにも心のためにも、飲まない方がいいかもしれませんね。