

ヴィジュアリスト。高校時代に8ミリ映画を作り始め、大島渚ら映画監督に高く評価される。常に先鋭的な映像制作にチャレンジし、映像メディアのほかジャンルを超えた表現活動を続けている。
2001-11-09 号
手塚 眞(ヴィジュアリスト)
ぼくは自分に点数をつけない。
何をやっても自分を評価しないことにしてる。
相手のことも同じく評価しない。どの程度の人間か、なんて考えない。
ヒトでもモノでも、すぐ価値づけしようとするから、余計なことで悩むのだよね。
ぼくはヒトもモノも、実は価値がないと思ってる。
じゃあ生命に価値はないのかって怒られそうだけど、生命は大事だけど、価値にして考えない。なぜなら、価値って相対的なもので、絶対の尺度じゃないから。
学校で成績が悪くても、いいヒトはいくらでもいるじゃない。成績や点数だけでヒトが評価されちゃいけない。
じゃあ、なんで評価すればいいのかといえば、そもそも個人を評価しようということに無理があるのだと思う。
ぼくにとって大切なのは、「個」よりも「関係」。仕事相手との関係、学校と生徒の関係、親と子の関係、友達同士の関係…。
その関係から、本当の価値は生まれてくるんじゃないかな。
だから、誰かとうまくいかないからといって、すぐヘコたれない。価値のある関係を、また他に作ればいいさ。