

ヴィジュアリスト。高校時代に8ミリ映画を作り始め、大島渚ら映画監督に高く評価される。常に先鋭的な映像制作にチャレンジし、映像メディアのほかジャンルを超えた表現活動を続けている。
2001-10-12 号
手塚 眞(ヴィジュアリスト)
偶然の出会い、偶然の出来事って、ぼくにとってホントに大事。
ぼくの生き方や仕事はすべてそこから出発しているから。考えた結果や、計画の末の出来事よりも、ずっと自然に近いことだから。
先のことを計算した結果って、やっぱり良くも悪くも不自然なんだよね。
だから失敗だって、たまたまの失敗や過失は、大目にみることにしている。自分ではそんなつもりはなかったのに、偶然が重なって失敗してしまったってときは、逆に良かったって思う。きっとこれは今、できたらいけないことなんだ、って。そのときはメチャ悔しいけれど、もっと後だったらもっと素敵なことに繋がるはず。もっといいチャンスを逃さないために、今はとりあえず失敗。そう信じてる。
逆に、偶然の成功があったら、それはとても大事にしようと思う。偶然は続かない、というかもしれないけれど、偶然を味方につければ、続くものなんですよ。
理由や理屈は考えない。偶然だから大切、とシンプルに考える。
運命ってコトバも大キライ。
ただの偶然。それでいいんじゃない?