

ヴィジュアリスト。高校時代に8ミリ映画を作り始め、大島渚ら映画監督に高く評価される。常に先鋭的な映像制作にチャレンジし、映像メディアのほかジャンルを超えた表現活動を続けている。
2001-07-13 号
手塚 眞(ヴィジュアリスト)
家族って、大事だけど、面倒だよね。
親や兄弟は自分が選んだ人々ではないもの。
感性が合わない、性格が合わない、そんな家族はどこにでもいます。
ぼくは長男で、妹がふたりいるけれど、少しも長男らしいことしていない。
きっとその気分が顔にも出ているんだと思うけど、「ひとりっ子ですか?」ってよく聞かれる。
だから仲良しの家族、仲良しの兄弟を見るとうらやましいって思うな。
うちの家族は、お互い気を遣い合って、ちょっと遠慮気味。ちょっと引いてるっていうか、クール。ベッタリしていない。でもそこがいいところでもある。
もっと仲良くしなくちゃと思うこともあるけど、無理してもしょうがないものね。
逆に、無遠慮だったりうるさかったり、そんな家族もいると思う。ようするに家族だから特別と思うからいけないので、たまたま一緒に暮らしている人、ぐらいに思うとか。
家族だから、家庭だからリラックスできるはずだってわけじゃない。
リラックスできるには、どんな関係を作ればよいか、もう一度考えてみなくちゃね。