

ヴィジュアリスト。高校時代に8ミリ映画を作り始め、大島渚ら映画監督に高く評価される。常に先鋭的な映像制作にチャレンジし、映像メディアのほかジャンルを超えた表現活動を続けている。
2001-06-29 号
手塚 眞(ヴィジュアリスト)
ぼくは、あんがい惚れっぽい。
惚れっぽいけど、かなりタンパク。
そのかわり、飽きずにいつまでもシツコク惚れているという、相手にはちょっとメイワクなタイプ。燃えず、冷めずって感じ。
でも、完璧な恋愛なんてないかも。
一瞬だったらそう想うことはあるかもしれない。君といられてサイコーに幸せ、って。でもそんな気持ちがずっと長続きするほどのんびりした生活は送れないものね。
燃え続けられるとしたらスゴイと思うけど、適当に冷めた恋愛もいいかもよ。
ちょっとぬるい関係。だらだら長く続くとしたら、それも大事。
時々、フッと思い出すように「この人、けっこういい」って感じる。その程度が実は一番いいと思うよ。刺激がなくて物足りなく感じるかもしれないけど、逆にリラックスできるじゃない?
ぼくは、リラックスできる相手が一番。自分が構えていなくて、適当にマヌケにしていられる時間って生きてゆくのに大切だもの。
恋人って、自分の生活を半分預けるようなものじゃない? だからこそ、理解してというより、理解してもしなくても安心できる存在でいてほしいよね。